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ジルコニア・セラミックス

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ジルコニアは、人工的に作られたセラミックスの一種で、高い強度と耐久性を持ち、白く美しい色合いをしています。歯科技工所では、ジルコニアを用いて、インプラントやブリッジ、クラウンなどの歯科補綴物を製作することができます。しかし、ジルコニアには様々な種類があり、それぞれに特徴や適応範囲が異なります。

本記事では、歯科におけるジルコニアの概要について、そして歯科技工所が扱うジルコニアの種類と選び方を詳しく解説。また、ジルコニアの注意点と製作方法についても紹介し、歯科技工所のデジタル化とジルコニアの関係についても触れます。最後に、ジルコニアが得意な歯科技工所一覧 おすすめ12選をご紹介していきます。

歯科技工所が扱うジルコニアに関する情報を網羅的にお伝えするのでぜひ、参考にしてください。

>>>おすすめ歯科技工所一覧 – インプラント ジルコニア 全国版 – トップページはこちら

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歯科技工所が扱うジルコニアとは?セラミックの違いは?

ジルコニアとは、歯科技工所で人工歯の材料として用いられる白色のセラミックスです。ジルコニアは、高温で焼成することで非常に硬く、強度や耐久性に優れた特徴を持ちます。ジルコニアは、1980年代から歯科治療に導入され、近年ではCAD/CAM技術と組み合わせて、精密で美しい人工歯を作製することが可能になりました。

ジルコニアのメリットとしては、以下の点が挙げられます。

  • 自然な白さと透明感があり、見た目が美しい
  • 金属アレルギーの心配がない
  • 金属のように口の中で変色しない
  • 噛む力に強く、長持ちする
  • 歯肉との適合性が高く、炎症や感染のリスクが低い

一方、ジルコニアのデメリットとしては、以下の点が挙げられます。

  • 製作に時間がかかる
  • 製作費用が高い
  • 修復や交換が困難な場合がある
  • 歯を削る量が多い場合がある

ジルコニアともう一つの人気のセラミックスであるe.max(イーマックス)との違いは何でしょうか?e.maxは、ジルコニアよりも透明度が高く、より自然な色合いを再現できます。また、e.maxは、ジルコニアよりも歯を削る量が少なくて済む場合があります。しかし、e.maxは、ジルコニアほど強度や耐久性に優れていないため、噛む力の強い部位には不向きです。

歯科技工所でジルコニアかe.maxかを選ぶべきポイントは、以下のようにまとめられます。

  • 見た目や自然さを重視するならe.max
  • 強度や耐久性を重視するならジルコニア
  • 製作費用や時間を気にするならe.max
  • 金属アレルギーや変色を気にするならジルコニア

上記の内容を「歯科技工所が扱うジルコニアとは?」という記事の紹介しています。この記事では、ジルコニアの特徴や歴史、メリット・デメリット、e.maxとの比較などを詳しく説明しています。もっと知りたい方は、下記の⇩関連記事から記事全文をご覧ください。

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歯科技工所で使用するジルコニアの種類と選び方

歯科技工所で使用するジルコニアは、歯科用の人工歯やインプラントに使われる高性能なセラミックス素材です。しかし、ジルコニアにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴やメリットがあります。この記事では、歯科技工所でジルコニアを選ぶときに知っておきたい3つのポイントを紹介します。

  • ジルコニアの種類と特徴:ジルコニアの種類には、オールジルコニアクラウン、ジルコニアセラミック、ジルコニアアバットメントの3つがあります。オールジルコニアクラウンは、ジルコニアだけで作られたクラウンで、高い強度と耐久性を持ちます。また、金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。ジルコニアセラミックは、ジルコニアの上にセラミックを焼き付けたクラウンで、自然な色合いと透明感を持ちます。また、セラミックの厚みを調整することで、色調や明るさを変えることができます。ジルコニアアバットメントは、歯科のデンタルインプラント治療において、人工歯根の上に取り付ける白い土台のことです。ジルコニアアバットメントを使うと、金属が透けたり見えたりする心配がなく、自然で美しい人工歯を作ることができます。
  • ジルコニアのメリット:ジルコニアは、金属や他のセラミックスと比べて、以下のようなメリットがあります 。
    • 高い強度と耐久性:ジルコニアは非常に硬くて強い素材であり、咬合力や熱変化にも耐えられます。また、ジルコニアは自己強化効果(トランスフォーメーション・タフニング)という現象を起こすことで、ひび割れや破損を防ぐことができます。
    • 高い生体親和性:ジルコニアは金属イオンを放出しないため、金属アレルギーや金属味などの心配がありません。また、ジルコニアは細菌やプラークの付着を防ぎ、歯周病や口臭の原因となる可能性を低減します。
    • 高い美観性:ジルコニアは自然な歯に近い色や形を再現することができます。特に、透明度の高いジルコニアは光の透過性や反射性が良く、審美性に優れています。
  • ジルコニアの選び方:歯科技工所でジルコニアを選ぶときには、以下のような点に注意してください 。
    • 治療部位や目的に合わせて種類を選ぶ:前歯や見える部分では透明度の高いジルコニアを、後歯や咬合力が強い部分では強度の高いジルコニアを選ぶと良いでしょう。また、インプラントでは強度の高いジルコニアを選ぶと良いでしょう。
    • 料金を確認する:ジルコニアの加工の方法によっても技工料金が変わりますので選択する必要があります。一般的には、オールジルコニアクラウン < ジルコニアセラミック < インプラント&ジルコニア上部構造という順番で価格が高くなります。サービスを受ける時は事前に料金設定を確認しておきましょう。
    • 製品の品質や信頼性を確認する:ジルコニアは製造工程や品質管理によって性能や品質が異なります。歯科技工所では、製品の規格や認証、製造元や販売元の評判などを確認して、信頼できるジルコニアを選ぶようにしましょう。

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歯科技工所で扱うジルコニアの注意点と製作方法

歯科技工所で扱うジルコニアの注意点と製作方法では、歯科技工所が使用するジルコニア補綴物の適応症や支台歯形成、製作方法などについて詳しく説明していきます。以下に、記事の内容を要約してみました。

  • 歯科技工所が使用するジルコニア補綴物の適応症
    • ジルコニア補綴物は、クラウンブリッジインレーオンレージルコニアアバットメントなどの種類があります。これらは、歯の欠損や損傷を補うために用いられます。
    • ジルコニア補綴物の適応症としては、以下の点が挙げられます。
      • 歯の色や形を改善したい場合
      • 歯の強度や耐久性を高めたい場合
      • 金属アレルギーや変色を防ぎたい場合
      • 歯肉との調和を良くしたい場合
  • 歯科技工所がおすすめするジルコニア修復における支台歯形成
    • ジルコニア修復における支台歯形成とは、ジルコニア補綴物を装着するために、歯を削って整えることです。
    • 歯科技工所がおすすめする支台歯形成としては、以下の点が挙げられます。
      • 歯を必要最小限に削ること。ジルコニアは非常に硬いため、歯を削りすぎると歯質が弱くなったり、神経が刺激されたりする可能性があります。
      • 歯の形や角度を適切に調整すること。ジルコニアは金属と違って柔軟性がないため、歯の形や角度が不適切だとジルコニア補綴物の適合が悪くなったり、割れたりする可能性があります。
      • 歯の表面を滑らかにすること。歯の表面がざらついているとジルコニア補綴物の入りが悪くなり不適合の原因となります。支台歯の表面はなめらかに研磨することが重要です。
  • 歯科技工所におけるジルコニアの製作方法
    • 歯科技工所におけるジルコニアの製作方法としては、以下の手順が挙げられます。
      • 歯科医院から送られてきた模型やデータをもとに、CAD/CAMシステムでジルコニア補綴物の設計を行うことです。CAD/CAMシステムとは、コンピュータで設計し、機械で加工するシステムです。
      • CAD/CAMシステムで加工されたジルコニア補綴物を高温で焼成することです。焼成することで、ジルコニア補綴物は非常に硬くなります。
      • 焼成されたジルコニア補綴物に色や光沢を付けることです。色や光沢は、着色液やグレーズなどの材料を用いて、歯の色や形に合わせて調整します。
      • 色や光沢を付けたジルコニア補綴物を歯科医院に送り、患者さまに装着します。装着する際には、ジルコニア補綴物と歯の間にセメントなどの合着剤を塗って固定します。

以上が、「歯科技工所で扱うジルコニアの注意点と製作方法」という記事の紹介です。この記事では、歯科技工所が使用するジルコニア補綴物の適応症や支台歯形成、製作方法などについて詳しく説明しています。もっと知りたい方は、下記⇩から記事全文をご覧ください。

歯科技工所のデジタル化とジルコニア

歯科技工所のデジタル化とジルコニアの記事について、以下で紹介します。

  • 歯科技工所で使用されるデジタル技術の種類と特徴
    • 歯科技工所で使用されるデジタル技術には、主に口腔内スキャナー(IOS)CAD/CAM3Dプリンターの3種類があります。
    • 口腔内スキャナー(IOS)は、歯や歯肉の形状を光学的にスキャンして、デジタルデータとして保存する装置です。従来の歯型採取に比べて、患者さんの負担が少なく(歯科医院の場合)、精度が高く、時間が短いというメリットがあります。
    • CAD/CAMは、コンピュータ支援設計・製造の略で、口腔内スキャナーで得られたデジタルデータをもとに、クラウンやブリッジなどの補綴物を設計し、ジルコニアブロックなどの素材を削り出して仕上げる技術です。手作業に比べて、精度が高く、時間が短く、コストが低いというメリットがあります。
    • 3Dプリンターは、CAD/CAMで設計された補綴物をレジンや金属などの素材で層状に積み重ねて造形する装置です。削り出しに比べて、形状が複雑な補綴物やインプラントなども作製できるというメリットがあります。
  • 歯科技工所のデジタル化のメリットとジルコニアの導入
    • 歯科技工所のデジタル化によって、以下のようなメリットが得られます。
      • 品質の向上:デジタル技術は、人間の手作業による誤差やバラツキを減らし、高い精度と安定性を実現します。また、デジタルデータは保存や共有が容易で、再製作や修正もスムーズに行えます。
      • 効率の向上:デジタル技術は、作業時間やコストを削減し、生産性や競争力を高めます。また、デジタル技術は、歯科医院と歯科技工所の連携を強化し、迅速かつ正確なコミュニケーションを可能にします。
      • 審美性の向上:デジタル技術は、患者さんの個性や要望に応えることができるオーダーメイドの補綴物を提供できます。また、デジタル技術は、ジルコニアなどの高品質な素材を使用することができます。ジルコニアは、金属ではなくセラミックスなので、金属アレルギーや金属感を防ぎます。また、自然な白色で透明度が高く、自然歯に近い美しい仕上がりになります。
  • 口腔内スキャナー(IOS)対応の歯科技工所が実践するジルコニアのデジタル設計・製作の流れ
    • 口腔内スキャナー(IOS)対応の歯科技工所が実践するジルコニアのデジタル設計・製作の流れは、以下のようになります。
      • 歯型採取:歯科医院で口腔内スキャナーを用いて、治療部位や対合歯の形状をスキャンします。スキャンしたデータは、歯科技工所に送信されます。
      • 設計:歯科技工所でCAD/CAMソフトウェアを用いて、クラウンやブリッジなどの補綴物の形状や色調を設計します。設計したデータは、歯科医院に送信され、患者さんや歯科医師と確認します。
      • 製作:歯科技工所でCAD/CAM装置を用いて、ジルコニアブロックを削り出して補綴物を製作します。製作した補綴物は、色付けや焼成などの仕上げ工程を経て、歯科医院に送付されます。
      • 装着:歯科医院で補綴物を患者さんの口腔内に装着し、咬合や適合を調整します。最終的に、患者さんの満足度や審美性を確認します。

以上が、歯科技工所のデジタル化とジルコニアについての紹介です。デジタル技術は、歯科技工所の品質や効率や審美性を向上させるだけでなく、患者さんの負担や不快感を減らすこともできます。ジルコニアは、デジタル技術と相性が良く、高い強度と耐久性と美しさを兼ね備えた素材です。歯科技工所のデジタル化とジルコニアの導入は、歯科医療の未来を切り開くことができると言えるでしょう。

ジルコニアが得意な歯科技工所一覧 おすすめ12選

ジルコニアは、白くて強いセラミック素材で、天然の歯に近い見た目と感触を持つ人工歯です。ジルコニアが得意な歯科技工所は、高品質なジルコニア製品を提供するだけでなく、歯科医師との連携やアフターケアもしっかりと行っています。

この記事では、ジルコニアが得意なおすすめの歯科技工所を一覧で紹介します。それぞれの歯科技工所の概要、おすすめポイント、基本情報などをまとめていますので、ジルコニアに興味のある方はぜひ参考にしてください。

ジルコニア まとめ【歯科技工所 愛知 名古屋 全国 studio m’】

この記事では、歯科技工所が扱うジルコニアについて、その特徴や種類、選び方、注意点、製作方法などを解説しました。また、歯科技工所のデジタル化の進展とジルコニアの関係についても一部触れましたが詳細については別記事で確認してください。

ジルコニアは、美しく丈夫な人工歯を作るための優れた素材です。歯科技工所と歯科医師との連携やコミュニケーションが重要ですので、この記事を参考に信頼できるパートナーを見つけてください。