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ジルコニアの色が合わない・・・。シェードテイキングしても色が合わない原因と平均点を上げる対応策!

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ジルコニアの色がなかなか合わないんだけど・・・。オールセラミックスって色が合いやすいんじゃないの?メタルボンドじゃないんだから。

もっといい結果がでるように技工士さんとコミュニケーションしていきたいな~・・・。

といった悩みに答える内容です。

歯科技工士

本記事を執筆する技工士歴10年以上の筆者はセラミックの色が合わなくていろいろな勉強会に参加しましたが、勉強会に出てもなかなか「これだ!!」って情報が得られませんでした。

結局、失敗を繰り返した中で自分の答えを見つけたような感じです。

そして、その悩んだ経験を生かして歯科医師並びに歯科技工士に対して有益な情報を届けたいと思います。

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ジルコニアの色が合わない・・・。シェードテイキングしても色が合わない原因と対応策!

シェードテイキングしてもジルコニアやe-maxなどの色が合わない原因と対応策を以下で説明していきます。

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天然歯とセラミックの違い

そもそも天然歯は「リン酸カルシウム・線維性タンパク・神経・血管」などからできています。

つまり、メタルボンドにしろオールセラミックスにしろ全く性質の違うものが支台歯の上にかぶってくるわけです。

ということは、色は合わないという前提条件の中でテクニシャンは「それでもなんとか色が合ったように見せる」といった作業と日々戦っています。

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雑誌でよく色がばっちり合った写真を見るけど・・・

雑誌でよく見るセラミストが作った補綴物を見ると憧れますよね。

ただ、その素晴らしいセラミックも「ある光の光量で色が合っている」といった状態です。

なにが言いたいかと言うと、その素晴らしい症例ですらデジカメの光量を上げたり下げたりすると隣の歯と違って見えてきます。

なぜなら天然歯と構造が違うからです。

と、いったことを踏まえてセラミックを扱う必要があるわけです。

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シェードテイキングがカギを握る

補綴物の平均点を上げるためには当然ですが、しっかりとしたシェードテイキングが重要になってきます。

なぜならそもそもの色の情報が間違っていたら出来上がる補綴物も間違ったものしかできないから。

シェイドテーキングの時に目指す対象歯牙とシェードガイドを比較した口腔内写真をしっかりと撮ってもらうことがカギとなります。

この時、ドクターと技工士がコミュニケーションを取ってシェイドテーキングの時はどのような画像が必要でどのようなことに気をつけたらいいかと言うことをはっきりさせておく必要があります

後気をつけることとして、歯科医院に置いてあるシェードガイドと技工所の持っているシェードガイドは同じものが望ましいです。

というのは、例えば同じ A 3でもシェードガイドの種類(会社)によって明度や彩度が変わってくるからです。

そして、できれば3 D マスターを持っておくとシェードガイドの時便利です。

なぜなら3 D マスターシェードガイドは明度を基準とした作りになっているので、目指していく対象歯牙との明度の差が分かりやすいからです。

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技工士の技術も重要

上記では、シェードガイドの重要性を話してきましたが、技工士が色を再現する技術も当然重要になってきます。

普段から明度・彩度を意識しながら歯牙の色を再現できるトレーニングをしておく必要があります。

トレーニングの方法としてはシェードガイドと同じ色を再現できるようにすること。

例えば「 A 2」が目指す対象歯牙だとすると、明度彩度ともにまったく一致した A 2を再現できることが必須となってきます。

そのためには、普段からセラミックのトレーニングすることや、最近ではジルコニアのカラーリキッドになれることなど、日々セラミックの技術を磨いていくことが大切です。

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ジルコニアの色が合わない・・・。シェードテイキングしても色が合わない原因と対応策! まとめ

ここまでシェードテーキングとセラミック製作のポイントについてまとめてきましたが、

そうは言っても患者さんによっては仕上がりが80~90点取っていても、「まだ納得できない」と言った性格の患者さんもたくさんいると思います。

そんな時は「ビスケットベイク」という形でアポイントを取ってもらいます。

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シビアなケースはビスケットベイクを挟む

「ビスケットベイク」は、ほぼ出来上がった状態の前歯のクラウンを患者さんの口腔内に装着してもらって形と色を確認してもらいます

問題がなければそのままセットしてもらえばいいですし、もし問題があるようなら装着してもらった状態でデジカメを使って写真を何枚か撮ってもらいます。

それから、そのデジタル画像をもとに技工士が修正をして後日患者さんにセットするといった流れです。

要は、「色」と「形」を確認するアポイントを1回多くとってもらうということです。

このような流れでドクターと技工士がしっかりとコミュニケーションをして一つ一つのステップをエラーがないように確実に行えば精度の高い治療が出来ると思います。